ジャスティン・ビーバーさんなど大物歌手のブッキングエージェントだと名乗り興行主らと契約を交わし、総額100万ドル以上の前払い金をだまし取っていた男が29日、ニューヨーク州最高裁判所で実刑判決を受けた。
同州在住のメセオ・マクエディー被告(39歳)は、7月初めに有罪が確定した共犯者のシルベスター・ビンセント・キャロル被告と共に、ジャスティン・ビーバーさんやレディ・ガガさん、リアーナさんなどのコンサート出演契約交渉を担当するエージェントであると自らの身分を偽り契約を交わし、コンサート主催者やイベントプランナーなどから前払い金を受け取っていたとしている。
2010年には、ブラジルの興行主とリアーナさんのコンサート契約を交わし、82万5000ドルの前払い金をだまし取っていた。
また、被害者の中には前払い金を支払いコンサートの準備を始めた後、本物のマネージメント会社から停止命令を受け、初めてだまされた事に気づいた者もいたという。
マクエディー被告はこれまでに、重窃盗罪、詐欺罪など21の訴因について有罪を認めており、同日の判決で、5年から10年の実刑と被害者への55万750ドルの返還を言い渡された。
また同被告らは騙し取った前払い金をレストランやナイトクラブでの支払い、家具の購入などに充てていたという。