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クイーンズ区図書館の評議会に関する機密情報が米紙デイリー・ニュースへ漏えいした問題で、クイーンズの公共図書館が、調査に高額の費用を支出していることがこのほど判明した。
これは同図書館ディレクターのトーマス・ガランテ氏が、「39万2000ドルもの報酬を受け取り、さらに経費の使い方にも問題がある」という内部情報が同ニュース紙に漏えいし、一連の記事になったとされる問題。その後、同氏の休職処分と第三者による帳簿監査に反対した評議員6人が、ビル・デ・ブラシオ ニューヨーク市長および、メリンダ・カッツ クイーンズ区長により除名処分となった。
しかしこれを不服とした6人は、同区長や州政府を相手取り「除名は憲法違反だ」として、評議員への復職を求める訴訟を起こした。
漏えい調査については、同裁判書類の中で明らかになったもので、元評議員の1人が「政治的圧力のない環境でガランテ氏の職務継続問題を解決するには、内部調査が不可欠」であると申し立てている。
この調査には、元判事で現在は大手法律事務所所属のバーバラ・ジョーンズ弁護士が雇われており、高額な費用が支払われているという。
なおジョーンズ氏の選任としてガランテ氏が関わっていたかという質問に対し、原告側の弁護士は返答を拒否した。元評議員らは、漏えい元はカッツ氏側の現評議員だと強く主張している。
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