タイムズスクエアの偽キャラ集結 地位向上求め
これまでにも逮捕者を出すなど、何かと問題の多いタイムズスクエア名物の偽キャラクターが12日、一団となり待遇の改善を訴えるデモを行った。
これは、ニューヨーク市警察(NYPD)が9日から、チップの額は任意であることを人々に伝えるキャンペーンを開始したことを受け、約50人の偽キャラクターが、移民擁護団体ラ・フエンテに伴われ集結したもの。
キャットウーマンに扮した女性は、「必要に迫られ団結した。これを機会に、この仕事は私たちが家族を養うための、合法的に稼ぐ方法だとわかってもらいたい」と訴えた。
ラ・フエンテの広報責任者アレックス・ゴメス氏は、「偽キャラクター達がタイムズスクエアでチップ稼ぎを始めてから数年経つが、一団となって立ち上がる必要に迫られたのはこれが初めて。団結すればより強くなれる」と語り、「長期的には労働組合を結成することを目標としている」という。
偽キャラクターはこれまでに、暴行、恐喝事件などを起こしたこと受け、偽キャラクターの市への登録を義務づける条例案が提出されているが、NYPDのビル・ブラットン本部長は、これを指示する考えを表明している。