タクシー運転手に130万ドルの賠償金支払

 ニューヨーク州司法長官のエリック・シュナイダーマン氏は12日、タクシーマネジメント会社イエローキャブ・SLS・ジェット・マネジメントに対し、タクシー運転手の労働安全基準法に違反したとして罰金の支払を命じた。これにより、同社は12万5000ドルを支払い、タクシー運転手らは賠償金130万ドルを受け取るという。
 今回違反があった同社はロングアイランドシティに拠点を置き、市が公認する免許を保持する275台のメダリオン・タクシーをリース及びマネジメントしている大手タクシー会社。シュナイダー氏によれば、この罰則の決定はタクシー運転手の権利保護を目指すニューヨーク市タクシー&リムジン委員会(TLC)の「リース上限ルール」に従い、TLCとの共同調査の結果によるものであり今回で2回目だという。
 このようなルールにより、今後タクシー運転手に請求される車両やメダリオンのリース料に一定の制限が加えられるものと期待されている。