ことし5月6日に生まれたユキヒョウの赤ちゃんが19日、ブロンクス動物園で一般公開された。
2匹のユキヒョウはどちらもオスで双子、同動物園の屋外エリアのひとつ「ヒマラヤの高地」でデビューを果たした。高地を駆け、飛び跳ねたりじゃれ合うなど、元気で愛らしい姿を見せているという。
ブロンクス動物園は、1903年に全米で初めてユキヒョウを公開した。以降、70匹ものユキヒョウの誕生を見守ってきた。今回生まれた双子の両親も、国と動物園が行なう種の保存計画による交配が成功した例で、これまでに成功している頭数としては、同動物園が北米一だという。
中央アジアを生息地とするユキヒョウは絶滅危惧種に指定され、野生のユキヒョウは世界に7500頭以下とされている。
ブロンクス動物園を管理する野生動物保護協会(WCS)は、パキスタンやアフガニスタンなどで、野生の大型ネコ科の動物の保護活動にあたっている。
明るい話題の続く同園では先日、ニューヨーク市最大で共に100歳以上と推定されているアルダブラゾウガメが2匹が公開されたばかりだ。また、同園は世界中の約650種4000匹の動物が飼育されており、世界最大の動物園の1つでもある。