NFL、ショー出演者に支払い打診 スーパーボールのハーフタイムショー

 米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)が、来年アリゾナ州グレンデールで行われる優勝決定戦「スーパーボウル」のハーフタイムショー出演候補アーティストに、出演する場合支払いをするよう打診していたことが、関係書類などから明らかになった。
 米紙ウオールストリートジャーナルが19日伝えたところによると、NFLはアーティストのリアーナさん、ケイティ・ペリーさん、英国バンドのコールドプレイに「来年の第49回スーパーボール、ハーフタイムショーの出演候補者」と伝え、「出演と引き換えに、スーパーボウル関連イベントの収益の一部、もしくは何らかの分担金をリーグに対して支払う」という条件を提示したという。
 これに対し、アーティスト側の返答は「冷淡なものだった」と関係者は伝えている。
 NFLは毎年、ハーフタイムショーの出演者に出演料を支払っておらず、通常は移動費用及びショーのプロダクション費用を負担するのみとなっている。
 「スーパーボウル」は毎年最高視聴率を記録する全米最大のスポーツイベントで、ことし2月にニュージャージー州で行われた同イベントの視聴者数は全米で推定1億1220万人、ブルーノ・マーズとレッド・ホット・チリ・ペッパーズが出演したハーフタイムショーは1億1500万人だったとされている。