自動車に代わる交通手段を推進する団体「トランスポーテーション・オルタナティブス」は、クイーンズ区のサニーサイドが同区初の「自転車(バイク)フレンドリー商業地区」に指定されたと発表した。「バイクフレンドリー」とは、同団体が実施する自転車利用者に優しい町づくりを目指すための取り組みで、加盟した事業主は、市民の自転車利用を推進するために協力するというもの。
同団体の専務理事キャロリン・サンポナロ氏によると、同地区の70以上の事業主がバイクフレンドリービジネスに加盟するため署名したという。事業主らは、①自転車で来店した客に割引などの特典を与える②安全に自転車を利用できる状況を整えるサポートをする③店舗の前に自転車置き場を設置する—など、さまざまな方法で人々が移動手段として自転車を利用しやすくなるような環境を整える。
バイクフレンドリーに加盟している事業主は、同団体のウェブサイト上のマップで確認することができる。また、加盟店および企業には加盟を証明するステッカーが配布され、各店舗やオフィスのドアやウインドウに提示される。
サニーサイド・シャインズ・ビジネス改善地区代表のレイチェル・ティーメ氏によると、「同地区では、過去数年間に自転車利用者数が増加しており、これまでに何度か、事業主からの自転車置き場設置の要望があった」という。