MTAは新しいバス路線の運行と既存路線の拡大のために、490万ドルの投資を行うことを26日に発表した。ニューヨーク市の人口増加に伴った路線拡大だという。
今回の計画はマンハッタン、スタテン島、クイーンズを通る路線を3本増やすほか、各路線の改善が含まれる。この内2つは9月2日に開始され、そのほかはすべて8月31日に開始される予定。マンハッタンで新しく運行予定のM12路線は、開発が進むハドソン川寄りの「ザ・ファー・ウエスト・サイド」の人口増加に伴い計画された。
ニューヨーク州都市交通局のカーメン・ビアンコ社長は「ニューヨーク市は常に変化しているため、ニーズに応じて交通手段を増やす必要がある。マンハッタン周辺の5区すべてにおいてサービスの信頼性を改善することに努めている」と述べた。
地下鉄利用者支援団体ストラップハンガーズ・キャンペーンのケイト・コンティノ氏は、2010年にMTAが資金不足のためにバスを20路線削ったことに触れ、「それ以来私たちはバスと地下鉄の本数回復と拡大を求めてきた。この発表は地域にとっての公共交通手段の重要性を示した」と喜びを表した。