高校のアメフト選手、練習中に死亡 熱中症が原因か

 スタテン島のカーティス高校で1日、炎天下の下行われていたアメリカンフットボールの練習中に生徒が死亡した。
 11年生のマイルズ・カークランドさん(16)は同日の午前11時頃、アメリカンフットボールの練習中に倒れ、すぐにリッチモンド大学病院に搬送されたが程なくして死亡が確認された。事件の検視官と教育省はそれぞれ死の原因を調査しているという。
 公立学校体育連盟は、気温が暑過ぎる場合は練習を中止するよう厳しい規制を設けている。同連盟のウェブサイトにも、気温が華氏85度または湿度が80%になった場合、すべての運動は止めなければならないとの規制が記載されている。
 国立気象局によると1日は午前10時の時点で華氏79度、湿度は74%だった。午前11時には華氏は81度に上昇し湿度は67%だった。当日は市内のほかの気象観測地でも近い温度を示していた。
 同校のエリック・リッツァー体育局長はスタテン・アイランド・アドバンス紙に、「チームのほとんどのメンバーが現場におり、ほかの選手たちはショックを受け気が動転していた」と話した。
 カルメン・ファリーナ教育総長は「学校として生徒を支えながら事態の調査を行う」と述べ、哀悼のことばを遺族に送った。