風の環コンサート 東北への想いを歌にのせて

 ことしで7回目を迎えた「9・11 風の環コンサート」が11日、アッパーウエストのマーキン・ホールにて開催された。
 2011年からこのコンサートのホスト役に加わった合唱団 JCH「とも」による合唱では、「J-Pops Now & Then」と題し、懐かしの名曲「あの素晴しい愛をもう一度」のほか、長崎の被爆者二世である福山雅治さんが作詞・作曲した「クスノキ」を独自の合唱曲として初披露した。
 同公演では、リセ・ケネディ日本人学校の子どもたちによる合唱やミュージシャンの大江千里さんの伴奏に合わせた折原美樹さんのモダンダンス、ジプシー・ジャズの異色のトリオ、スウィング16が特別参加するなど、さまざまなパフォーマンスが行われ会場は終始盛り上がりを見せた。
 また第2部では昨年に引き続き、グレゴリー・シンガー氏率いるマンハッタン・シンフォニー・オーケストラが登場し、シンガー氏がこの日のために書き下ろした新曲が演奏されたほか、「とも」とのコラボで、フォーレの「Pavane」を演奏した。
 当日集まった献金は、合計​1354.34ドル。これは合唱団「とも」​のメンバー​が10月11日と12日に責任を持って福島県飯館村の仮設住宅と宮城県石巻の寺子屋に70000円づつ​届ける。