面積が1エーカーを超えるニューヨーク市内の公園で起きた犯罪件数調査で、4月〜6月の第二四半期に各公園で起きた犯罪統計が発表された。
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、調査対象となった30の公園の内、クイーンズ区のフラッシング・メドウズ・コロナ・パークが犯罪率トップであり、ランドールズ・アイランド・パークがそれに続いた。一位の同公園では15件の重窃盗罪を含む殺人、強盗、レイプなど、27件の重大犯罪が報告されている。
また、セントラルパークでは14件の強盗、32件の重窃盗罪と計58件の犯罪が9月までに報告されたが、同公園は独自の警察管区を運営しているためNYPDの報告書には含まれなかった。
一方、カニングハム・パークやカナージー・パーク、フレッシュキルス・パークなど、犯罪が一件も報告されなかった公園も多くあり、1140エーカーに及ぶヴァン・コートランド・パークでは、わずか3件の犯罪しか報告されなかった。
一方で、面積が30エーカーのフォート・グリーン・パークや2800エーカーの敷地に広がるスタテン・アイランド・グリーンベルト公園ほか、多くの広大な公園が今回の調査に含まれておらず、NYPDは徐々に統計を取る公園の数を増やしていきたいとしている。
この調査は昨年、ピーター・ヴァローネ元市議によって可決され、公園の犯罪発生件数を公表するよう定めた法案に基づいている。