アンドリュー・クオモニューヨーク州知事は15日、マンハッタン区とブルックリン区をイーストリバーでつなぐ、モンタギュー・トンネルの再編と工事が終了し、1年以上ぶりにRトレインで再び2つの区を横断できるようになったと発表した。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、250万ドルをかけてトンネルを修復。同トンネルは、ハリケーン・サンディの影響で壊滅的な被害を受け、その修繕のために2013年夏より閉鎖されており、マンハッタン区ではホワイト・ホール駅、ブルックリン区ではコート・ストリート駅までしか、Rトレインで行くことができなくなっていた。
この修理のために、約1万フィート(約3キロ)の鉄道線路や27万5000フィート(約83キロ)のケーブルなどが取り替えられ、新しい緊急停止信号などが導入された。電気系統を管理する部屋は防水加工され、これは”潜水艦なみ”の質だといい、およそ27万ガロンの水でトンネルやシステムを破壊したサンディのような台風への対策を施したという。
クオモ州知事は「新しい線路や信号、より強力なシステムによって、Rトレインが生まれ変わった。ニューヨーカーにスムーズな運行やよりよいサービスを提供できるだろう」と述べた。