88年の歴史をもつサン・ジェナーロ祭で開催されたカンノーリ大食い大会は、ことしで13回目を迎えた。
カンノーリは筒状の生地でクリームを包んだイタリアの伝統的なお菓子。この大食い大会はイタリアの文化や伝統を伝えるサン・ジェナーロ祭の宣伝を目的として始まり、国際大食い連盟にも認可されている。ルールは簡単で、6分間で一番多くカンノーリを平らげた者が勝者となる。独立記念日に開催されるネイサンズ・ホットドッグ大食い大会は賞金が出るが、カンノーリ大食い大会では賞金はなく、大食い王者としての名誉が与えられるのみだという。
昨年の大会では7名が参加し、今年は10名に参加者が増えた。昨年の優勝者であるヤシア・サレム氏は31.25個のカンノーリを平らげたものの、2011年にパトリック・バトレッティ氏によって樹立された32個の記録には及ばなかった。
ことしのカンノーリは1892年に同エリアで開店したフェララ・ベーカリーから提供され、大会のために約350個のカンノーリが準備された。
サン・ジェナーロ祭はリトル・イタリーのマルベリー街周辺で21日まで開催される。