ニュージャージー州アトランティック・シティのボードウォーク・ホールで14日に開催された2015年ミスアメリカ・コンテストの決勝大会で、ニューヨーク州代表のキ―ラ・カザンツェフさん(23)がミスアメリカの座を射止めた。
13年のミスアメリカ、マロリー・ヘイガンさん、14年のニ―ナ・ダブルリさんに続き、同州代表がミスアメリカに選ばれるのは3年連続となり、同じ州からの代表者が3年連続で優勝するのは大会始まって以来。
ロシア系移民の父をもつカザンツェフさんの将来の夢は外交官になることで、優勝賞金の5万ドルはロースクールの学費に充てる予定だという。ロングアイランドのホフストラ大学を卒業したカザンツェフさんは、インディアナ州のノートルダム大学への入学が決まっている。
特技を披露するタレント審査では、ステージの上にあぐらをかいて座り、赤いカップをステージの上に打ちつけリズムを取りながら、ファレル・ウィリアムスさんのヒット曲「ハッピー」を歌った。これは、映画「ピッチ・パーフェクト」のアナ・ケンドリックさんが演じたシーンからアイデアを得たという。また、スピーチ審査では女性に対する家庭内暴力(DV)撲滅を訴え、自身も過去にDV被害者だったことを告白している。
カザンツェフさんは同州からの代表者が立て続けに優勝している理由として、「ニューヨークで成し遂げられたことは、どこだって成し遂げられる。また、それが大きな自信になるから」と述べている。