ことしで44回目となるニューヨークマラソンに備えて14日、セントラルパークでプレマラソンイベントが行われた。
参加目的はそれぞれ違うものの、「ランナーたちはもう何週間も前から練習に励んでいる」とニューヨークランナー協会のメアリー・ウィッテンバーグ代表が話すように、18マイルに及ぶプレマラソンには多くのランナーが集まった。
「マラソンは仕事以外で達成感が得られるもの」とする人もいれば、「自分の国を代表するために走っている」と述べる参加者もいる。ハーレムで麻薬中毒者の精神治療に取り組んでいるジョン・タボラッチさんは「元中毒者やホームレスだった50人ほどで今年はチームを作って参加する」と意気込んだ。
このプレマラソンは主にトレーニングのために実施されたものだが、NY1のエグゼクティブ・プロデューサーのキム・ウィンソンさんのように、毎朝2時起きながら終業後の午後練習に取り組む人にとっては、実際の大会よりそれにたどり着くまでの地道な練習の方が大変な場合もある。しかし、ランナーたちの辞書に妥協や弱気という言葉は一切ない。
プレマラソンに参加した多くのランナーたちは、およそ50,000人が参加すると見られているニューヨークマラソン本大会にも出場する見通し。本大会は11月2日に行われ、出場者は26.2マイルを走ることになる。