“賃貸夫婦”にもっとも適した都市 スタテン島が全米2位

 賃貸物件検索サイト「レント・ドット・コム(Rent.com)」が不動産情報サイト「オンボード・インフォーマティックス」の協力を得て作成したリスト「賃貸物件に暮らす夫婦にもっとも適した都市ベスト15」によると、ニューヨーク市のスタテン島が全米で2番目に“持ち家を所有していない夫婦が暮らすのに適した都市”だという。
 賃貸物件に暮らす夫婦に全米でもっとも適しているのは、マサチューセッツ州のニュートンで、3位はニュージャージー州のエディソン。カリフォルニア州フリーモント、イリノイ州アーリントン・ハイツがこれに続く。
 同リストは、人口7万5000人以上の市区町村を対象に、成人の既婚率の高さ、住宅全体の4分の1が賃貸物件であること、犯罪率が全国平均以下であることなどを基準に選定された。そのほかの基準として、レストランやエンターテイメント、日帰り旅行先、公園、文化施設の種類の豊富さなども考慮されている。
 スタテン島は「レストランの種類の豊富さ」と「食文化」では最下位だったが、「文化全般」では2位、「外食の頻度」では8位だった。
 同地区の1ベッドルームの平均家賃は1225ドル、2ベッドルームは1850ドルで、カリフォルニア州サン・マテオやニューポート・ビーチ市など、リストのほかの都市と比べるとはるかに安い。