ニューヨーク育英学園全日制部門(NJ州イングルウッドクリフス)小学部の1・2年生43人が4日と5日、1泊2日のファームステイに出かけた。場所はニューヨーク州ダーハムの200年の歴史を持つハローファーム。1・2年生の子どもたちがグループに分かれ、300エーカーの敷地内にある民家に分宿して農場生活の体験学習を行った。
学園を出発した一行は、途中のキャッツキル北部にある鍾乳洞を見学し、長い年月をかけてできた自然の彫刻とその雄大さを学んだ後、ハローファームに到着し、農場主のフランクさんとシェリーさん夫妻に出迎えられた。子どもたちは2日間を通して、「子牛への授乳」「乳絞り」「動物たちへのえさやり」「鶏の卵集め」などに挑戦。日常ではできない貴重な経験を積むことができた。子ども達からは「子牛がミルクを飲む時の吸い付く力は本当にすごかった」「牛のお乳はとてもやわらかかった」「生み落とされたばかりの卵ってほんのりと温かい」などの声が上がった。また、丘の上に広がるトウモロコシ畑でコーンメイズ(迷路)や農場に隣接する池で釣りを楽しむなど、農場での生活を満喫することができた。
子どもたちは、普段の生活では考えることの少ない、命のつながりや尊さ、大切さを今回の農場体験を通してしっかりと学んだようである。