21日夕方、イーストハーレムのレキシントンアベニューと100丁目付近を歩いていた女性の上に窓から落下してきたエアコンが直撃するという事故が起こった。
クロエ・ピンカートンさん(28)は太ももの肉が裂けるほどの大けがを負い、ひじや腕なども負傷した。ニューヨークプレスビタリアン病院で20針を縫合する手術を受けた後退院し、現在は自宅で療養中だが、今までトレーニングを重ねてきたニューヨークマラソンへの参加を断念せざるをえないという。ピンカートンさんは「裂けた傷口はまるでハンバーガーの肉のようで本当に悲惨だった」と事故当時を振り返りながらも「あと数センチ打ち所がずれていたら私は今ここにいないかもしれない。不幸中の幸いだ」と前向きな姿勢を見せている。
ビルの管理者によるとエアコンの撤去作業を行っていた作業員が手を滑らせたはずみにエアコンが落下し、事故は起こったという。
エアコンによる事故は警察によって管理されておらず、正確な事故数は把握できていないが、落下を防ぐ安全な取り付け方はインターネットなどで確認できる。
アパートなどでよく見られる窓取り付け型のエアコンは40kgを越えるものもある。