猫蹴り男、投獄は不当だと主張 動物法論議過熱

 先日、猫を蹴り動物虐待の容疑で逮捕された男が、刑務所に送られるのは行き過ぎた処罰だと主張している。
 1日にブルックリン刑事裁判所で開廷する予定だったアンドレ・ロビンソン容疑者(22)の裁判には彼の有罪を訴える多くの動物愛護団体メンバーが駆けつけたが、裁判の開始は10月23日に持ち越された。同容疑者の弁護士を務めるウィリアム・ヘア氏は延期理由を「しつこいメディアから逃れるため」と述べた。
 裁判は延期されたものの有罪と判決が下された場合、どのような罪に問われるかが注目されている。今回の“猫蹴り事件”を伝えるニューヨークタイムズ紙の記事には先月29日までに1600を超えるコメントが寄せられ、動物法に関して議論が巻き起こっている。ロビンソン容疑者はこれに対して「初犯なのにこんなに騒がれるのはおかしい」とし、「過去にシーズー犬や猫を飼っていたこともある」と話した。
 ロビンソン容疑者が動物虐待罪で起訴されるのは初めてである一方、過去には窃盗罪などを含む数件の前科がある。