米大手銀行シティ・バンクのクレジットカード部門シティ・カーズが9月29日より、シティ・ダブル・キャッシュカードの発行を始めた。これは、クレジットカードを利用した際に利用額の1%が、また請求額を支払った際に更に1%がキャッシュバックされるというシステムで、1つの買い物で合計2%のポイントが還元される。
支払い方法は、一括か分割払いか問わないが、25ポイント貯まった際にキャッシュバックを受けることができる。また、最初の15カ月間は、0%の金利を採用するという。しかし、支払期日までに請求額を支払わなかった場合には、2回目から35ドルの延滞金が発生し、延滞分には所定の金利が加算されるという条件がある。
シティカードの特典プロダクト管理部長のクリス・フレッド氏は、「このカードの開発にあたり、顧客の家庭を訪れるなどして、家計のやりくりやカード会社へのニーズを知るための徹底的な調査を行なった」という。
近年、消費者によるクレジットカードの支払額は増加しているものの、新規開設数および1人あたりの所有カード数は伸びず、特に2000年代に成人を迎えた若者の世代(ミレニアルズ)でこの特徴が顕著であるといい、各カード会社は新規加入者獲得のために、あらゆる新しいアイデア捻出に奔走している。