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2014.10.17 DAILY CONTENTS NEWS

ホールフーズが農作物を格付け 栽培方法や人体への影響を基準に

 テキサス州オースティンを本拠地とする米スーパーマーケット・チェーン「ホールフーズ・マーケット社」は15日、同チェーンで販売する農作物を評価する格付けシステム「リスポンシブリー・グロウン(Responsibly grown)」の開始を発表した。
 同システムは、消費者の環境保護、及び購入する商品に関連する社会的コストへの認識が高まったことを受け採用されたもの。評価の対象となる商品は、果物、野菜、生花などで、栽培方法、栽培地の環境、人体への影響などを考慮し合格した農作物が、「よい」、「よりよい」または「もっともよい」の3つにそれぞれ格付けされる。また、有機リン殺虫剤などの農薬を使用して栽培された農作物は失格となる。
 これらの農薬は米国での使用が許可されているが、同社はこれらが子供の発育に悪影響を及ぼすものと関連付けている。また、同社が蜂の数を減少させる原因と考える成分を含む農薬を使用した農作物も格付け対象から除外される。
 栽培者については、農地における害虫の対処法、作業員の保護、水の保全、土壌の健全性、廃棄物の削減、エネルギー効率などを基準に採点される。米紙ニューヨーク・タイムズによると、審査に合格し格付けの対象となっているのは、同チェーンの全米店舗で販売される商品のおよそ半分であるという。

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