バスにひかれ足切断の女性 NJトランジットが賠償

 NJトランジット理事会は15日、2012年にパセーイク群パターソンで、NJトランジットのバスにひかれて重傷を負った個人への賠償として、6500万ドルを支払うことを、満場一致で決定した。
 エルバ・ガレノさん(45)は2012年7月24日、エセックス群ニューアークのマーケットストリートを横断中、NJトランジットのバスにひかれ、足がタイヤに引き込まれてバスの下敷きとなった。ガレノさんは両足に重傷を負い、右の足の膝より下を切断することになった。
 ガレノさんの弁護士によると、ガレノさんが青信号で横断したことや、バスの運転手がガレノさんに気がついていなかったことが判明しており、それらの様子が写されたビデオは、既に証拠として提出されているという。
 NJトランジットは、運転手の処分などについてはコメントを発表しておらず、賠償額などの詳細は、裁判所の最終決定を待つことになる。