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2014.10.20 DAILY CONTENTS NEWS

西半球一背の高い居住用ビル パークアベニューに建設中

 マンハッタン区ミッドタウンに、西半球一の高さとなる超高層居住用ビルが建設中だ。パーク街の432番地に建設中の同ビルは現在、全米でもっとも高層の居住用ビルとなったが、これが完成した際には高さ426メートルとなり、西半球でもっとも背の高い居住用ビルとなるという。
 エンパイアステートビルよりも高い同ビルは、ロングアイランドからも見ることができる。また、同ビルは背が高く細長いため、強風や地震による横揺れ対策として風洞実験が行われ、600トンの制振ダンパーが設置される。また、104室あるコンドミニアムの販売価格は1695万ドルからで、壁一面がガラス張りで、780平方メートルある93階のペントハウスは8100万ドルで販売される。ビル内には、居住者専用レストラン、屋外庭園、スパ、ジム、プール、図書館、ラウンジ、ビリヤード室、映画室、劇場、子供用遊戯室などを併設し、専用のワインセラーを購入することもできる。
 地下鉄4、5、6番線駅から近く、交通の便も良い一方、市芸術協議会は、同ビルと周辺に建設が予定されているその他4棟のビルが、マンハッタンの景観を損なうのではと懸念している。同協議会は、パーク街の157番地のビルが完成すれば、セントラルパークに約1・6キロメートルの影を作ることになると指摘している。

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