ニューヨーク市は20日、市民にボランティア活動への積極的な参加を促す新しいキャンペーン「NYCサービス」を開始した。
これは、現在ボランティア活動していない人をターゲットにしたもので、活動が市のためだけでなく生活の中での満足感を増進させるなど、自分のためにもなることをアピールしており、ボランティア活動に参加する人の方がより健康的で長生きする、と付け加えられている。
現在のところ、市が一番尽力しているのはチューター(家庭教師)で、放課後に中学生や高校生に勉強を教えることのできる人を募集している。その他の活動は、植樹や市内の危機の潜む場所をガイドする暴行被害者のためのカウンセラーなど、多岐に渡る。
市のウェブサイト、nyc.gov/serviceでは、ボランティア活動の種類や興味のジャンル、また地理によって検索できるようになっており、ビル・デ・ブラシオ市長のオフィスは、「ボランティア活動への意欲があっても、どこから始めたらいいのか分からない人が多いのではないか。市では、多種多様なサービスを紹介しており、好きなことや得意なことを生かしながら協力し合える体制を整えている」と述べている。
このキャンペーンは、1000の地下鉄車両と75のバス停の広告などでも宣伝される。