レストランの評価システムであるZagat(ザガット)から、今年度の「2015 New York City Guide Zagat Survey」が発表され、今年はブルックリン地区にある多くのレストランが初選出されている。
ニューヨークで最近見られるブルックリンへの注目度を表すかのように、今年のZagatには、ブルックリンに店を構えるレストランが340店も取り上げられており、昨年より75店増えている。「マンハッタンだけがレストラン街であるとは限らない。最近は世界中のグルメたちが“ブルックリンの味”を求めてやって来る」とブルックリン商工会議所のカルロ・シスロ氏が話すように、まだ開店間もないメキシカン料理の「Lucky Luna」が異例の早さでZagatに記載されるなど、ブルックリンへの関心度が高まっていることがうかがえる。
Zagat制作者の一人であるティム・ザガット氏は、「ニューヨーカーの味の好みは常に変化し、進化を求めている」と指摘する。彼はブルックリンが人々の要求に応えられているため、「今やおしゃれを求める人が駆けつける場所」になったと人気の理由を語った。
ブルックリン地区長のエリック・アダムス氏は、「ブルックリンの多様な文化が食生活にまで浸透し、人々を惹き付けている」と述べた。シスロ氏はこれからもブルックリンは成長し続けるであろうと見込んでいる。