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New York, US
2025.01.11
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2014.10.27 その他記事

Guggenheim Museum:「ZERO: Countdown to Tomorrow」

【日時】開催中〜2015年1月7日(水)
【場所】Solomon R. Guggenheim Museum: 1071 5th Ave & 89th St
【料金】一般:22ドル/学生・シニア(65歳以上 要ID):18ドル/
   子ども(12歳以下)/会員:無料
【Web】www.guggenheim.org

Heinz Mack New York, New York, 1963 Aluminum on wood, 160 x 100 x 20 cm Private collection © Heinz Mack


Almir Mavignier Convex-Concave II (Konvex-Konkav II), 1962 Oil on canvas, 141 x 100 cm Collection of the artist © Almir Mavignier


 現在、グッゲンハイム美術館では、「ZERO: Countdown to Tomorrow」を開催中だ。「ZERO」とは、1957年にデュッセルドルフを拠点とする美術家 Heinz Mack氏とOtto Piene氏によって創設されたグループの名称。61年には、Günther Uecker氏がメンバーとして加わる。
 「ZERO」の最大の理念は、戦後の美術を「ゼロ」から始めることであり、その活動は国際的な運動体であったことも大きな特徴。
 今回の展示は、米国最大規模の「ZERO」を題材にした大回顧展で、世界各国の様々な作家が参加しており、日本を代表する現代アーティスト一人である草間彌生氏も名を連ねている。「空間主義(平面である絵画と立体である彫刻の間の壁を取り払った芸術)」を唱えたイタリア人の美術家Lucio Fontana氏や、キャンバスを真っ青にペイントした作品を制作した「モノクロニズム(単色の作品)」を代表する作家Yves Klein氏など、 10カ国以上から40人以上のアーティスト作品を鑑賞できる。ランドアート(土など、自然に存在するものを用いて砂漠などで作品を制作する)、ミニマリズム、コンセプチャルアートと多岐にわたり、その表現方法はペインティング、彫刻、写真や映像。1950年代〜60年代に活動をした同芸術家たちが交差し、コラボレーションした「ZERO」時代の歴史、そして魅力に迫る。

Christian Megert Mirror Shard Book (Spiegelscherbenbuch), 1962 Glass, mirror, and adhesive tape, 42 x 30 x 2 cm Collection of Mr. and Mrs. Nicolas Cattelain, London © 2014 Artists Rights Society (ARS), New York/ProLitteris, Zurich Photo: Courtesy Franziska Megert


 66年に「ZERO」グループは解散しているが、90年代以降、同グループの回顧展がドイツを中心に頻繁に展覧会が開催されている。
 グッゲンハイム美術館は、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営する美術館。1937年にニューヨーク市に美術館設置、以降世界各地に展開している。
 マルチメディアガイドの無料貸出しもあるので、鑑賞しやすい。

Otto Piene Light Ballet (Light Satellite) (top) and Light Ballet (Light Drum), 1969 Chrome, glass, and light bulbs, sphere diameter: 38 cm; drum height: 45.7 cm, diameter: 124.5 cm Moeller Fine Art, New York © Otto Piene Photo: Courtesy Moeller Fine Art, New York


Günther Uecker The Yellow Picture (Das gelbe Bild), 1957–58 Nails and oil on canvas, 87 x 85 cm Private collection © Günther Uecker Photo: Nic Tenwiggenhorn

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