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映画監督のジョージ・ルーカス氏は15日、ニューヨーク州アップステートの地ビールメーカーが販売するビールの名称が著作権侵害にあたるとして、米特許商標局に名称使用差止め通知を提出した。
同州シラキュース市にある地ビール醸造所エンパイア・ブルワリー・カンパニーは、ルーカス氏が監督を務めた大ヒット映画「スター・ウォーズ・シリーズ」の「エピソード5/帝国の逆襲」の原題「エンパイア・ストライクス・バック(Empire strikes back)」と似通った名称の地ビール「エンパイアズ・ストライクス・ボック(Empire strikes bock)」と春季限定ビール「ストライクス・ボック」を販売している。同社は、同店以外での販売拡大を視野に入れ同商品の商標登録を申請していたが、スター・ウォーズをテーマにしたワインを製造・販売しているルーカス氏およびディズニー社傘下のルーカスフィルム社が、「同ビールの名称は同作品と正式に関連があるような誤解を招く」として、名称の使用中止を求める法的措置に踏み切った。
同醸造所は、「7年前から同ビールを販売しているが、ルーカス氏やルーカスフィルム社がこれを問題視したのは今回が初めてだ。同作品には敬意を払っており誤解を招く意図などないし、同ビールの名称が著作権侵害にあたるとは思えない。単なるパロディーとして受け止めて欲しい」との声明を発表した。
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