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2014.10.29 NEWS NY

おサイフケータイ「アップルペイ」 大手薬局チェーン2社が対応中止


 大手ドラッグストアチェーンのCVSヘルス社(CVS)とライト・エイド社(RAD)は、アップル社が始めた新しい決済システム「アップル・ペイ」のサポートを先週で打ち切った。
 アップル・ペイとは、アップル社が今年9月に発売した「iphone 6」や「Apple Watch」に搭載された決済機能で、日本のおサイフケータイのように店頭で端末を読み取り機にかざすだけで支払いができるシステム。マクドナルドやホールフーズ、メイシーズなど、全米のおよそ22万店以上で同システムに対応できる読み取り機を導入しており、アップル社が先月発表したアップル・ペイの正式な利用可能店のリストに名を連ねていなかったCVSとRADでも当初は利用可能であったが、両社は先週から、アップル・ペイの利用ができないように全米店舗でシステムを変更した。
 専門家によると、両社が所属する小売商共同事業体「マーチャント・カスタマー・エクスチェンジ(MCX)」が現在開発中の独自の決済システムを導入する計画であるため、両社は競合相手となるアップル社のシステムへの対応を中止したものと考えられている。
 CVSはおよそ7700店舗を、RADはおよそ4570店舗を全米に展開している。

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