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2001年9月11日に起きた世界同時多発テロから13年たった今年秋、ワールドトレードセンターは、ワンワールドトレードセンターと名を変えて再び同地に戻ってきた。すでに、最初のテナントの入居が始まっている。
ヴォーグ誌などを発行する「コンデナスト」社は、米国でもっとも高い建物となるこのビルへの入居をいち早く発表していた会社で、今朝より入居を開始。104階分を同社が占める予定だという。3400人の社員を抱える同社のうち、現在入居を開始しているのは170人ほどだが、残りの3000人強は、2015年頭までに引っ越しを完了させる予定だ。
このビルは現時点でその60%がリースされており、コンデナスト社の他に、広告を扱うキッズ・クリエイティブや投資会社BMBグループが入居するという。
ビルとワールドトレードセンター跡地一帯を所有するニューヨーク・ニュージャージー州港湾公社(PA)は、「このビルが、ローワーマンハッタンにおけるデザインや建築の礎、そして新たなアイコンとなるに違いない」と述べている。
ニューヨークのみならず、自由の女神から果ては大西洋まで見渡すことができ、世界の平和を願うビルが新たなスタートを歩むこの日は、国とニューヨーカーにとって感慨深い日になるだろう。
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