ニュ−ヨーク州立ファッション工科大学（ＦＩＴ）が所有するＦＩＴ美術館では、ファッションに関連したテーマで展示を開催している。中世から現代までの作品を一堂に集めており、テーマを深く掘り下げながら観賞できる。
【日程】火～金：午後12時～８時、土：午前10時～午後５時
【場所】Fashion Institute of Technology： 27th St & 7th Ave
【料金】無料
【Tel】212-217-4558
【Web】www.fitnyc.edu/museum.asp
☆「Exposed: A History of Lingerie」
【日程】開催中〜11月15日(土)まで
Thorpe robe detail
ランジェリーの歴史や成り立ちを18世紀から近年まで年代順に展示。
同美術館が収蔵する70点以上を観覧できる。美しさと繊細な職人技が際立つ作品群は各時代の背景を表しており、世紀の発展がうかがえ、またこれらは洋服のデザインに多大な影響を与えたという。
A 2013 ensemble by Chantal Thomass (left) and a 2013 bra and panties set by Chantelle
☆「Dance & Fashion」
【日程】開催中〜2015年1月3日(土)まで
Costumes by Tara Subkoff for Underland, 2011. Choreography by Stephen Petronio, Stephen Petronio Company. Copyright Sarah Silver Photography.
Installation view of Dance & Fashion.
イヴ・サンローランなどの有名デザイナーが、ダンサーのためにデザインしたコスチュームなどを通して、ファッションとダンスの密接な関係を紹介。19世紀から現代までの100点にも及ぶ展示物は、コンテンポラリーからアバンギャルドなものまで見応えがある。
Halston, woman’s costume for Tangled Night, 1986, lent by Martha Graham Dance Company.
Rick Owens, ensemble, Spring 2014, lent by Rick Owens.
☆「Faking It: Originals, Copies, and Counterfeits」
【日程】12月2日(火)〜2015年4月25日(土)
Brian Lichtenberg “Homiés” ensemble 2014 Cotton, polyester, rubber USA Gift of Brian Lichtenberg Studio
Moschino Cheap and Chic Suit with Roy Lichtenstein print 1991 Acetate, rayon Italy Museum purchase
オリジナルとコピー、ラグジュアリーブランドとファストファッション。いつの時代も話題となってきたテーマを取り上げる。60年から80年代のシャネルのスーツのコピーも含めた6体が並べて展示され、本物と偽物を見比べられる。ルイヴィトンやエルメスなど、誰もが見覚えのあるロゴを堂々とコピーしたバックや洋服なども展示。
L to R: Gabrielle “Coco” Chanel Day suit Wool bouclé 1966 France Gift of Eleanor K. Graham. Licensed copy of a Chanel day suit Wool bouclé c. 1967 USA Gift of Ruth L. Peskin
Catherine Malendrino
All photographs courtesy The Museum at FIT.
