タクシー業界に強敵現る 配車サービスUberの人気ドライバー
ニューヨークの象徴でもあるイエローキャブに強敵が現れている。10月に発表された調査結果によると、ニューヨーク市に5万人いるタクシー運転手のうち、およそ10%がアプリ経由でタクシーを呼ぶことのできる配車サービス「Uber」に転職していたことが分かった。
現在Uberに所属するタクシードライバーの数は1万人にも上り、それと共に道端でつかまえるのに苦労するイエローキャブよりも、ボタン一つで素早くタクシーが駆けつけてくれる同サービスを好んで使うニューヨーカーが増えているという。イエローキャブに取って代わるこの配車サービスの人気度を上げているのがドライバーたちを評価する機能。
現在行われている投票でひときわ輝いているのは、5点評価のうち4.7の評価を得ているアダム・コセンティーノさん。Uberドライバー2年目の彼は「きれい好きは敬神に次ぐ美徳」をモットーに愛車のクライスラーをニューヨーク中で運転している。ニューヨークの中でも一番好きなのは裕福な乗車客の多いアッパーイーストサイド、対して一番避けたい場所は混雑していて運転しにくいミッドタウンだと言う。僅差でランクインしているフルバス・アルジューネさんは話しやすさ、親しみのある性格が乗客から評価され、コセンティーノさんと接戦を繰り広げている。