【場所】ジャパン・ソサエティー(JS): 333 E 47th St (bet 1st & 2nd Ave)
【Tel】 212-715-1208
【Web】www.japansociety.org
JSは、1907年(明治40年)にニューヨークに設立以来、全米最大の規模を誇る日米交流団体として、両国間の相互理解と友好関係を促進するため多岐に渡る活動を続け、2007年で創立100周年を迎えた。その活動範囲は、芸術・文化、政治・経済、日本語教育など幅広く、各分野での催しや人物交流などを通じてグローバルな視点から日本理解を促すと同時に、日米関係を深く考察する機会を提供している。
■DANCE
「16th Contemporary Dance Showcase: Japan + East Asia」
【日時】1月9日(金)、10日(土)の午前7時半〜
【料金】一般:28ドル/JS会員:25ドル
日本、アジアからダンスカンパニーを招聘し行なわれる、人気プログラム。映像クリエーターの花房伸行氏が率いるパフォーマンス軍団「enra」、モーショングラフィック(グラフィックデザインに、動きや音を加えたもの)とダンスを融合させた作品。東京五輪招致を決定づけたパフォーマンスとしても知られている。
Jポップとクラシック音楽を使用し個性溢れるストリートスタイルのパフォーマンスを披露する川村美紀子氏。関かおり氏のクワルテット「Marmont」は、五感をキーワードに身体の内外に起こるな感覚を丁寧に探り、振りを生み出す。台湾からは2組が参加。デュオダンスのI-Fen Tungの体を絡み合わせながらダンスや言葉などのコミュニケーションを表現する「How to Say」、Shang-Chi Sun氏の「Traverse」は静穏で振り子のように動く速やかな姿は、優雅な武術のようだ。
「Kota Yamazaki/Fluid hug-hug OQ」
【日時】6月5日(金)、6日(土)の午前7時半〜
【料金】25ドル/JS会員:20ドル
【日時】6月5日(金)、6日(土)の午前7時半〜
【料金】25ドル/JS会員:20ドル
NYで行なわれるダンスとパフォーマンスアワード、ベッシー賞受者の山崎広太氏のカンパニー「OQ」。ニューヨークを拠点に活動する建築集団so-ilとのコラボレーション作品。
■MUSIC
中国の三弦が14世紀に琉球に渡来して「三線」となり、その後16世紀に日本に渡った三味線。楽器そのものの形状や奏法・旋律などさまざまな変化変遷をとげながら、18~19世紀には人形浄瑠璃や歌舞伎、文楽、座敷芸や寄席など多くに用いられ、日本独自の舞台芸術創造の牽引役となって全国に広がっていった。古典芸能にとどまらず、今日ではジャズやロックなどの音楽シーンでも盛んに活躍している。
この日本独自の楽器に注目し、その多様性に焦点を当て、各ジャンルの第一線で活躍する実演家たちが三味線コンサートを行う。長唄三味線や日本舞踊のワークショップも開催される。
「The Shamisen Sessions, Vol.3: A Salute to Tradition」
【日時】11月20日(木)午前7時半〜
【料金】一般:40ドル/JS会員:33ドル
「The Shamisen Sessions, Vol.4: SAKISHIMA meeting duo from Okinawa」
【日時】12月12日(金)午前8時半〜
【料金】一般:25ドル/JS会員:20ドル
■THEATER
二次世界大戦後から70周年にあたる今年、<Stories from the War>シリーズでは、3組のアーティストが戦争に関連したテーマでパフォーマンスを行なう。
現代美術家であり、近年は劇作家・演出家としても国際的に活躍するやなぎ氏の「Tokyo Rose’s Last Tape」。太平洋戦争中、日本が連合国軍に向けて行ったプロパガンダ放送「ゼロ・アワー」で、東京ローズと呼ばれ親しまれた日系の女性アナウンサーをテーマに、声がつないだ至福の時間の虚実を描いた演劇。五大路子氏のひとり芝居 「Yokohama Rosa」赤い靴の娼婦の伝説、長崎市への原爆投下と世阿弥(ぜあみ、1363?-1443?)の「清経」を融合させた「能」舞台「Holy Mother in Nagasaki & Kiyotsune」」を公演。
全3作品のチケットをまとめて購入の場合、12ドルの割引が受けられる。