ポール・ニューマンさんのドレッシング、フランシスコ・コッポラさんのワインなど、いわゆる“セレブブランド”の商品は数々あるが、現在のブームはどうやらコーヒーのようだ。
レオナルド・ディカプリオさんやヒュー・ジャックマンさんに続き、マーサ・スチュアートさんとラルフ・ローレンさんも今年に入りグルメコーヒーの発売を開始した。
7月に販売を開始したカリスマ主婦のマーサ・スチュアートさんのコーヒー「ULIVjava」は、パーソナルトレーナーのメリー・テデスコさんと栄養士キャサリン・スコーンさんとの共同開発によるもので、コーヒー豆に緑茶やマテ茶などをブレンドし健康効果を強化した商品。商品化に向け、何度もテイスティングを重ねたという。
デザイナーのラルフ・ローレンさんも今夏、5番街の旗艦店にコーヒーショップを開店した。レギュラーコーヒーやエスプレッソの他、袋入りの豆も販売されている。同店の豆は、ディカプリオさんがチャリティコーヒーを出しているフィラデルフィアの業者ラ・コロンバと共同で開発したブレンド。
ヒュー・ジャックマンさんの「ラフィングマン」は、社会貢献の目的で立ち上げたブランドで、利益は100%自身の基金へ寄付され、後進国の農業ビジネス育成に役立てられているという。
有名人のブランドと聞いて商品に懐疑的な消費者に対し、専門家は「すでに成功を収めたセレブのブランドは、こだわりを持って開発されておりどれもレベルは高い」と評している。