東44丁目とレキシントン通りにあるマンホールの蓋が爆発により飛び、真上にいた2人が負傷、近くにいたタクシーを大破する事故が17日に起きた。
ニューヨーク市消防局(FDNY)の担当者によると、マンホールの蓋は朝の6時半ごろに吹き飛んだという。負傷した2名はベルビュー病院に搬送され、命に別状はない。
マンホールの蓋が飛ぶ事故は、特に寒い日に起こりやすい。耐久年度を過ぎた市のインフラ設備に欠陥があるなどの理由で、寒い日には蒸気が地下に充満しやすいからだ。特に雪が降り始めると、雪を溶かすためにまかれた塩がケーブルを腐食させてマンホール内で引火したり、ガスが発生しやすいのだという。
コンソリデーテッド・エディソン(コン・エド)に取材をしたニュースサイト、ゴッサミストは「コン・エドを始めとする電力供給業者などが通風を良くするなどの策をとっているが、これから始まる雪の季節にニューヨーカーにできる対策はひとまず蓋を踏まずに街を歩くことだろう」と述べている。