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市議員のブラッド・ランダー氏とマーガレット・チン氏によって考案されレジ袋の有料化を定める法案について20日、市民の意見を問う公聴会が開かれた。
ニューヨーク衛生局によるとこの法案が可決されればスーパーなどの小売店でレジ袋を使用する際に一枚10セントを支払うことになる。また、これは店舗収益になるという。
未包装、未加工の肉や野菜など、鮮物を購入する場合、またマイバッグを持参すれば課金されずに済むが、ニューヨーク環境保全団体のヤティング・ルー氏が「道端に落ちているレジ袋を見るたびにニューヨーカーは課金を払うことになる」と話すように、この法案はレジ袋に対する意識改革にもつながりそうだ。
しかし、この法案を「無意味なもの」とする反対派も少なくない。もっとも多い批判は「レジ袋を有料化するよりも重要なのはリサイクル制度を強化すること」というもので、法案が可決されても根本的な問題は解決されないのではと見られている。
一方で、同市では毎年52億枚のレジ袋が使用され、それを処理するのに年間1千万ドルの費用がかかっている。
この現状を受け、デ・ブラジオ市長は「地球温暖化防止とゴミ減少につながるレジ袋有料化を推進していく方針だ」という声明を発表している。
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