ジェットブルーが手荷物料金導入 増席のため、足元も狭く

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 米格安航空会社ジェットブルー航空は19日、荷物をチェックインする際に課される手荷物料金の導入を開始すると発表した。同社は来年前半から、3種類の運賃クラスを設け、最安クラスの航空券を利用する旅客の預ける手荷物に料金を課すという。
 手荷物料金の価格は明らかにされていないが、同社によると、手荷物を預ける旅客は同社の利用者の半数以下だという。大手航空会社では、燃料費高騰に対応するため、2008年より手荷物料金制度の導入を始めたが、同社とサウスウエスト航空だけは無料で手荷物を預かっていた。米航空会社は、ことし前半の6カ月間に、手荷物料金だけで17億ドルを売り上げているという。 
 同社はまた、16年後半から2年間かけ、エアバスA320型機に15席の増席をするため、座席の足元の空間を現在の約88センチから約84センチに狭めるという。
 それでも、他の大手航空会社よりは足元の空間は広いという。新任の最高経営責任者ロビン・ヘイズ氏は、収益の増加と経費の削減に重点的に取り組む姿勢を明らかにしており、同社では手荷物料金の導入による2億ドルの営業利益の増加、増席による年間1億ドルの売上増、その他の方法による1億5000万ドルの増収益が見込まれている。
 同発表を受け、同社の株価は4%上昇したが、旅客からは不満の声が上がっている。

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