インドネシア旅行から帰宅したブルックリン区クラウン・ハイツに住む女性が、荷物から見たこともない蜘蛛の死骸を発見し、ニュースサイトのゴッサミストにこのほど相談のメールを送った。
同サイトが2日に発表した記事によると、アビゲイルと名乗る女性は、東南アジアから米国に毒蜘蛛を持ち込んでしまったのではと懸念しているようで、蜘蛛の写真も添付されていた。蜘蛛は既に死んでいたといい、どのように荷物の中に紛れ込んだのかは不明だという。蜘蛛は、ジャカルタからソウルまでの7時間のフライト、そこからジョン・F・ケネディ空港までの12時間のフライトの間に、氷点下の気温により死んだものと考えられる。
アビゲイルさんは、ボーイフレンドと滞在していた南ロンボックのホテルの部屋で、大きな蜘蛛がベッドの下にもぐっていくのを見たが、米国に戻った後、ボーイフレンドの荷物の中から蜘蛛と蜘蛛の卵嚢のようなものが見つかったという。
そこで、同サイトがアメリカ自然史博物館に問い合わせると、これはジャイアント・クラブ・スパイダーと呼ばれる蜘蛛のメスで、危険性はなく、とてもおとなしく、ゴキブリなどを食べ、ペットにもなるとのこと。節足動物の死骸を故意に海外から持ち帰ったとしても、違法ではなく何の問題もないという。