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12月に入りいよいよ本格的なホリデーショッピングのシーズンが始まったが、一部のニューヨーカーの間では「ノーギフト協定」を家族や親せきと結び、ギフトの習慣をやめるという動きが広がっている。
この協定は、一家の妻や母である忙しい女性が提案する場合がほとんどで、彼女たちは宗教的なホリデーを祝う習慣がなく世間の物質主義にうんざりした結果、家族揃って同じ時間を過ごすことが本来のホリデーだと主張する。
時間に追われ住まいのスペースも限られているニューヨーカーにとって、義理で贈り物を交換し、その後返品や交換に出かけるのは時間の浪費と感じられるようだ。
グリニッジビレッジ在住のタミー・ハウスマンさん(40)は、「ギフトをやめ、代わりにボランティアをしたり、愛する家族と食事に出かけてホリデーを過ごす」という。同じ考えを持つ人は多数いるようで、昨年度のアメリカンエクスプレスの調査では、78%の人が自分のお金を「もの」ではなく「体験」に使いたいと答えている。
とはいえノーギフトの考えはまだまだ主流とはいえず、全米小売業協会の調べでは、人々は今年のギフトシーズンに平均804.42ドル使用するとしており、これは昨年よりも5%増加している。
また、ギフトの習慣にどんなに抵抗しても、最後は子どもたちや年老いた母親にせがまれ「ギフトを送ることになってしまった」と話す人も多い。
たかがギフトされどギフト。今年も悩める米国人は多いようだ。
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