多くのファンに惜しまれながら現役生活に終止符を打った元ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーターさん(40)が、早くも第二の人生に向けて行動を起こしている。
引退前から球団のオーナーになることに興味を示していたジーターさんは、6月にはチームオーナーに直接声をかけると報道陣に話していた。これまで有言実行で知られてきた彼の発言はそう簡単に受け流せるものではない。
今週ジーターさんがマイアミ・マーリンズを訪れる姿が目撃され、いよいよ球団買収に入るのかという噂が流れている。マーリンズ広報部はそのような事実はないとしているが、現在フロリダ在住のジーターさんにとってオーナーになりやすいのはマーリンズ。現在のオーナー、ジェフリー・ロリア氏は大のヤンキースファンであり、期待の星、スタントン選手と13年間で3億ドルの契約を結んだことも記憶に新しい。
一方で体制変更や観客動員数の減少で球団運営はうまくいっておらず、2012年に新築された球場でも空席が目立っている。今シーズンの動員数173万人はナショナルリーグの最低記録で、チーム立て直しが長年の課題となっている。そこで、すぐにという訳にはいかないだろうが、もっとも安く買収できるマーリンズにジーターさんが目を付けているのではないかと見られている。“ジーターオーナー”の誕生になるのだろうか?