ハーバード大学エドモンド・J・サフラ・倫理学センターが行った調査によると、全米でもっとも政治的に腐敗した州の1つにニュージャージー州が含まれていた。
全米の政治部記者を対象とした同調査は、2013年に州の行政、立法、司法府で合法又は違法な収賄が行われたのを認識していたかという質問に「極めて一般的」から「全くない」までの5つの回答から1つを選択するもの。
違法な収賄とは、政府関係者が、特定の利益を与える見返りに、個人や団体から現金や品物を受け取ること。又、合法な収賄とは、特定の利益の見返りに、個人や団体から政治献金を受け取ることで、明確なものか暗黙の了解の上であるかは問わない。
ニュージャージー州とアリゾナ州では、行政府での違法収賄は「非常に一般的」で、ニュージャージー州の司法府では「ある程度みられる」から「非常に一般的」の間だった。行政府での合法収賄が「非常に一般的」にみられたのは、ケンタッキー州とニュージャージー州。司法府では、ニュージャージー、アラバマ、イリノイ、ニューヨーク州などだった。
総合的に違法収賄がもっとも多くみられたのはアリゾナ州で、カリフォルニア、ケンタッキー、アラバマ、イリノイ、ニュージャージー州がこれに続く。
同調査は、ルイジアナ州を除く、全米280人の政治部記者の回答に基づくもの。