全米プロバスケットボール協会(NBA)の選手らが8日、白人警官に首を絞められ死亡したエリック・ガーナーさんが死亡する前に訴えていた言葉をデザインしたTシャツを着て、抗議の意を示した。
ブルックリン区のバークレイズ・センターで同日、ブルックリン・ネッツ対クリーブランド・キャバリアーズの試合が行われたが、キャバリアーズのレブロン・ジェイムス選手とカイリー・アービング選手など、4人のネッツの選手が、ガーナーさんが死亡する前に繰り返していた言葉「I Can’t Breath(息ができない)」と書かれたTシャツを着て試合前のウォームアップに参加した。Tシャツは、ラッパーのジェイZさんからネッツの選手に贈られたものだったが、ネッツのジャレット・ジャック選手が封筒に入れたTシャツを、キャバリアーズのロッカールームに届けたという。
ジェイZさんと歌手のビヨンセさん夫妻は、コートサイドで試合を観戦した。同センターの外では、350人が集結しダイイン(横たわる)デモを行った。デモには、デフ・ジャム・レコーズの創設者ラッセル・シモンズ氏に伴われたガーナーさんの息子エリック・スナイプスさんも参加していた。