特定の業務を外部の業者に委託する人材アウトソーシングを取り入れる企業が近年増えつつあるが、人事アドバイスを提供するペイチェックス社は、大企業だけでなく中小企業にもその利点はあるとして3つの理由を挙げている。
「生産性の向上」日常の管理業務に時間を浪費することなく、必要な業務に集中できる。「ハイレベルのIT技術を即時取り入れ」自社資金を投入せず最新の技術や設備を活用できる。「専門家の支援」最新のコンプライアンス(法令順守)情報を持つ専門家から人事関連の支援、アドバイスが得られる。
さらに同社は来年以降の人材アウトソーシング動向を以下のように予測している。
①クラウドへの移行。企業の人材データを自社サーバーからクラウドへ移行させることは今や主流となりつつある。これにより効率的で安全な業務を継続して行うことが可能となる②ビジネスプロセスの自動化。クラウド化により、人事業務の簡素化と生産性向上が進み、事務管理部門の作業が削減される③選択的アウトソーシング。医療保険制度や人事トレーニングなど特定の知識を必要とする管理業務のみを外部委託することで、必要業務の内製化が進められる④ソーシャルメディアの採用。多くの業者がビジネスに特化したソーシャルメディアの選別採用を提供している。④習熟作業者派遣の拡大。特定の業務について習熟した作業者を外部委託することで、企業は成長戦略に人材を集中でき、また管理部門の業務レベルが上がることで社員はより良い雇用関連給付が受けられる。