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photo: Nagaoka
ジョージ・W・ブッシュ前大統領は14日夜、マンハッタン区ローワーマンハッタンにある9.11記念博物館を非公式に訪問した。前大統領は、一般の入館が行われている時間帯である同日午後６時頃、警護特務部隊に伴われ予告なく現れ、厳粛な面持ちでおよそ１時間をかけて展示品を見て回ったという。今回が前大統領にとっての初訪問となった。
警備にあたっていた警察関係者によると、「前大統領は博物館や展示品に感銘を受けていた」といい、９カ月かけて行われたがれきの撤去作業で最後に運び出され、展示品とするために保存されていたタワーのはり「ザ・ファイナル・コラム（最後の柱）」には特に心を動かされていたようだったと話している。
来館客の一部は、前大統領に気付いたようだったが、プライバシーを尊重したようで、誰も声をかけなかったという。
前大統領は、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局（ＰＡ）警察の警官らと握手をかわしていた。関係者は「この訪問は、ブッシュ前大統領就任期間中最大の事件であった同時多発テロ事件で起きた事柄を視察するものであり、メディアとの会見ではない。これは同氏が長い間、望んでいたことだ」と語った。
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