【日時】11月4日(火)~2015年4月6日(月) 日〜土:午前10時~午後5時
【場所】The Mütter Museum of The College of Physicians of Philadelphia: 19 S 22nd St Philadelphia, PA
【料金】一般: 15ドル/シニア: 13ドル/学生・子ども(6歳〜17歳): 10ドル/5歳以下は無料 ※シニア・学生は要ID
【Web】www.muttermuseum.org
アルベルト・アインシュタイン氏を知らなくても、彼が舌を出した写真を見たことがある人は多いはず。20世紀最大の物理学者と呼ばれ、数多くの業績を残した“天才”の脳がどうなっているのか、興味がある人は是非、足を運んでみよう。
アインシュタイン氏の脳の標本を見れるのは、世界でこの場所を含めて二カ所しか存在しない(常設展示)。これは、研究用に所有していた神経病理学者が寄贈したもので、とても薄く切られた脳は46枚のスライドガラスに収められている。重さや細胞の数は平均的だが、グリア細胞(記憶や学習という高次脳機能を支えている可能性が高いと考えられている)は平均よりも15%も多かったという。
その他、139に及ぶ世界中から集められた頭蓋骨やチャン&エン・ブンカー兄弟の石膏像などを含めた標本や模型などもあり、これらはすべて市民の啓蒙と医学知識の普及のために展示されている。
今月16日から6月1日までは、「Hidden Beauty: Exploring The Aesthetics Of Medical Science」を開催。科学者とアーティストによって行われる同プロジェクトは、人種や宗教、文化を問わず誰しもがもつ細胞を審美的に捉える。繊細に編み合わせられた菌や多くの菌類が形成する糸状の菌糸による血管侵入、正常な小脳、転移していく癌細胞などのビジュアルを紹介。
同所は1856年に外科医のトーマス・デント・ミュター教授が引退するにあたり、自分のコレクションをフィラデルフィア外科医カレッジに寄付したことで設立された。
ここにあるものは全部、本物か“本物から直接とった模型”。貴重な展示物は一見の価値がある、しかし怖がりな人はご用心を。[Watanabe]
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