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ニューヨーク市警察(NYPD)が昨年12月31日に発表した統計によると、昨年の1月1日から12月30日までに市で起きた殺人事件の件数が、前年度と比較し2・4%減少していたことが分かった。
同統計によると、殺人事件の件数は2013年の335件から、327件に減少していた。市での殺人発生率は、10万人に3・89人の割合となり、1950年以来、初めて4人を割った。
昨年度の殺人事件の被害者の大部分は民族的少数派で、同時期に起きた殺人事件の被害者の62・3%が黒人、25・3%がヒスパニック系、7・2%が白人、5%がアジア人だった。
1989年に2245件という史上最多の殺人件数が記録されて以降、減少を続けてきた市での殺人事件の数も、減少の度合いが2%台に落ち着いてきたが、2013年には前年と比較し、20%も減少している。また、昨年の重罪の数も4・8%減少しており、4・1%増加した自動車盗難を除き、ほとんどの主要犯罪で減少が見られた。一方、発砲事件の数は6%増加しており、発砲事件による被害者の数は7・2%増加していた。
NYPDのビル・ブラットン本部長が昨年夏、ブルックリン区やブロンクス区の犯罪発生率の高い地区へ警官を派遣した一時期には、発砲事件の数が約13%上昇している。
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