警報装置の情報サイト、ALARM.ORGによると、アメリカでは15秒に1件の割合で盗みを目的とする住居侵入が起きているという。そこで米保険会社リバティ・ミューチュアルが伝える、空き巣に関する誤った通説と侵入を防ぐための対策を紹介する。
<誤った通説>
①空き巣は裏口など目立たない場所から侵入する
家の裏側の戸や窓、一階の窓などを施錠するのはもちろん大切だが、空き巣が侵入口として選ぶのは玄関がもっとも多いと言われている。侵入を防ぐために、玄関を含む全ての戸に壊しにくいデッドボルト錠を付けよう。またガレージも狙われやすいので、ドアの安全コードは他人に知らせないようにし、ドアを開ける際に使用するリモーコントロール(ドアオープナー)は車の中に置かないように。
②空き巣犯罪が発生しやすいのは夜
盗み目的の住居侵入のほとんどは、住人が留守中の昼間に発生している。寝る前の戸締りはもちろんだが、昼間の戸締りもしっかり確認をしよう。
③数分家を空けるだけなら施錠しなくても狙われる心配はない
空き巣が犯行に要する時間はとても短い。例え、ほんの数分であっても家を空ける際は必ず施錠をしよう。また、空き巣犯は鍵などの隠し場所も熟知しているので、スペアキーは身内などに預け、貴重品は金庫に入れる。
④安全な住宅地に住んでいるので警報装置は不要
例え安全だとされる地域でも、警報装置のない家は空き巣に入られる確率が2、3倍高くなる。警報装置を設置することで、住居侵入の74%は防ぐことができるといわれている。