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2015.01.17 DAILY CONTENTS NEWS

客足減少、NYの映画館 費用対効果が悪いため

最近見た映画は映画館?それともインターネット?


 オンラインDVDレンタル事業大手「ネットフリックス」や動画配信サービス「フールー」などの台頭で映画館に足を運ぶ人が減っていくなか、このほどマーケットリサーチ企業プリンスウォーターハウス・クーパー社が行った調査によると、足が遠のく理由は「内容に対して、映画のチケットは高い」であることが分かった。
 14日のエーエム・ニューヨークによると、単にチケットの値が張ることが理由ではなく、コストパフォーマンスが低いと感じていることが背景にあるという。
 映画館へ行かない理由として、回答者の53%が「チケットが高すぎる」と答え、41%が「見たいものがない。ジャンルやタイトルに興味がもてない」と答えている。また30%は「家などで見る方がいい」、29%が可処分所得を別のことに使いたいと考えているという。回答者の1割が「映画館での携帯電話の使用などが気になるので行かなくなった」と答えた。
 多くの回答者が、開始直前でチケットが安くなったり、月額の会員メンバー価格の提供などのインセンティブがあれば、映画館へ行く機会は増えると考えているという。
 昨今の状況に映画館事業は大打撃を受けており、クイーンズ区の安価な料金設定で地元の人に愛された「サニーサイド・センターシネマズ」は今月4日に幕を閉じ、同区フォレストヒルズの歴史ある「シネマートシネマズ」もその幕を下ろす危機にある。

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