市が4000万ドルかけ学校改修、UWS 検疫や手続きを一カ所で

 ニューヨーク市教育局(DOE)は今後2年の間、4000万ドル以上を費やして市内の公立校の改修を行うことを発表した。DOEの学校工事課(SCA)によると、2015年から17年の間、西59丁目から西122丁目に及ぶ第3学区の学校に、省エネと美観を目的としたグリーンルーフや防音装置を施した音楽のリハーサル室などを建設する計画であるという。
 多くの学校では、有害なPCBが使用された旧式照明器具を安全な物に交換する必要があり、これには465万ドルかかるという。ビルの安全性のために、壁や屋根の修理などが行われる学校もある。費用は、DOEからの3623万ドル、また、講堂の防音化のために市議会議員のヘレン・ローゼンタール氏、マーク・レバイン氏、アイネズ・ディケンス氏が確保した予算376万ドルから賄われる。
 各校の必要性を考慮し決定された予算の割り当ては①グリーンルーフに14万ドル②科学技術に104万ドル(スマートボードの設置やコンピューターの購入やアップグレード、教室を化学実験室に改装)③講堂に102万ドル(音響システムのアップグレード、大ホール舞台へのアクセスの改善、バルコニーの安全化)④音響システムに12万ドル(音楽学校の練習室の防音化)④図書館に66万ドル⑤ジム、ダンス、シアターに42万5000ドル⑥計画などの実現可能性を
事前に調査、検討することに35万ドル―となっている。