レイプ被害女性にわいせつ行為 刑事から巡査に降格

 ニューヨーク市警察(NYPD)特別被害者課の刑事が、レイプ被害者にみだらな行為をしたことで、配置転換されていたことが明らかになった。   
 米紙デイリーニュースによると、ルーカス・スコーゼウスキー刑事(31)は、2013年1月にユニオンスクエアに住む男のアパートでレイプ被害に合った女性(24)に事情聴衆するため、同年7月、上司のアダム・ランボイ警部補(44)と共に、被害者が事件後に移転したワシントン州シアトル市を訪ねた。事情聴衆の翌日、質問があると連絡してきた女性を刑事は酒に誘った。酒の席で刑事は、女性を「お気に入りの被害者」と言ったという。店を出た後、同刑事は、車を離れた場所に停めていた女性に自分のホテルに泊まるよう勧めた。女性にベッドを与え、ソファで眠った刑事は翌朝、女性に「ベッドに横になって抱きしめてもいいか」また、「キスをしてもいいか」などと聞いたという。同刑事に妻や2人の子どもがいることを知っていた女性は憤慨して最初は拒否したが、途中から身体を触らせたと供述している。その際に、女性はレイプ被害にあった際と同様「洋服は脱がない」と言ったという。
 同刑事は先々週、刑事から巡査に降格、クイーンズ区アストリアの第114分署に異動となった。同件については現在も内部調査が続いている。