デジタルマガジンのスリリストは「レストランで嫌な客にならないための条項」を紹介している。筆者のキーナン・スタイナーさんはライター兼ウエイター、現場の“ナマ”の声を伝える。
<どんなものが食べたいか知らせる>
サラダがいい、肉がいいなどと客が伝えることで、ウエイターは希望に添った料理を勧めることができる。
<1つの主菜を半分に分けない>
量の多いサラダやパスタなら理解できるが、主菜の肉や魚、副菜まで半分にするのは困難だ。
<注文は一度にまとめて>
まずアペタイザーを注文し、その後に客自身がようすを見ながら主菜を注文するのはウエイターにとってはやりずらい。時間をかけて食事をしたいなら、初めにその旨をウエイターに伝えて、タイミングは任せよう。
<ワインの味見を申し出る>
注文したいワインがどんな味なのかを知らなければ、テイスティングを申し出よう。グラスで注文し、返品されるよりずっと好ましい。
<「プリーズ」と「サンキュー」を言う>
皿を片付けたりテーブルをきれいにすることで給料をもらってはいるが、礼を言われるのは気分がいい。
<手を上げてウエイターを呼ばない>
店の人を呼びたいならアイコンタクトをしてもらえれば十分。万が一、なかなかそれに気づいてもらえない場合は、少しだけ(腕ではなく)手を上げよう。
その他、テーブルをきれいにしている時はひじを上げてほしい、半分以上食べてから気に入らないというのはやめて、食事が終わったら速やかに帰ってほしいなど、日本人にとっては理解し難いものもみられた。